January 24, 2012

新年に思う

 年が明けて三週間しか経過していないのに、正月はもう遠い過去のことのようだ。昨年末から続く価格交渉が不調にに終わり、遂に俺の最大の顧客である半導体メーカーが他社製品へと舵を切った。つまり、俺は大きなビジネスを失った事になる。この責任をどう取らされるかは分からないが、俺にとって今年は昨年にも増して厳しい年になろう。
 ・・・そんな中、GOSSYのメンバーから飲み会のお誘いが来た。顧客との最終交渉の正にその日に皆と顔を合わせた。珍しく7人全員が顔を揃える。それぞれに色いろあるようだが、俺以外はむしろプライベートで問題を抱えているようだ。会社の友人も昨年離婚したし、現在の日本では家庭を築き、それを維持するという当たり前のことが難しくなってきているようだ。

 「幸せな家庭は同じように幸せだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸だ」

 何も、俺や俺の友人たちが不幸だと言っている訳ではない。ただ、今年になって、この言葉を思い出す機会が多い。
 これはロシアの思想家、小説家であるトルストイの言葉である。単純だが含蓄深い言葉である。幸せに必要なものは幾つかある。そして、どれが欠けても幸せにはなれないのだ。俺は人が幸せになるために必要な条件は四つあると思う。人、健康、金、そして仕事だ。どれも必要以上に多くても幸せに寄与しないが、無くなると途端に窮乏するものばかりだ。そして、どれが欠けるかによってそれぞれ異なった不幸の形となるのである。
 現在の日本は、いや世界中がそれに近いが、アメリカ型資本主義に席巻されている。経済の成長と市場の効率性ばかりが重視され、それ以外の価値が相対的に低いものとなっている。
 幸福にはバランスが大切だ。経済が単独で突出しても、それは幸せに寄与しないしない。

 気の置けない友人との久しぶりの飲み会は、仕事で曇った俺の心を晴らしてくれた。これこそが、幸せと言うべきだろう。

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December 20, 2011

Windows7

 長年使用してきたWindowsXPがクラッシュしてしまった。起動に必要なシステム部分がクラッシュしたため、再インストールが必要だ。・・・だが、今更XPでもないだろ思い、Windows7のDSP版(32bit)を購入しインストールした。予想通り、使用出来なくなるソフトが多い。ダンジョンキーパーもNGだったが、Webを探してたら、Application Compatibility toolなるものを使用すれば、一応走るようになるとの情報が・・・。確かに動きはイマイチ滑らかではないが、走ることは走る。MIDI音源のRoland SC-D70も同様。正式にはWindows7をサポートしていないが、アドオンのMIDIマッパーをインストールすることにより、取りあえず使えるようにはなる。他にも、プリンタドライバや、デジカメ、ビデオのユーティリティ、仮想DVDツールなど、殆ど総入れ替えとなってしまった。
 特にオフィス系のソフトとしては、価格の高いマイクロソフトから遂に決別し、LibreOfficeを使うことにした。日本語入力も”Google日本語入力”である。まだ使い始めたばかりで良いかどうか分からないけれど、昔のようにMicroSoft一色なのに比べると、ずいぶんと選択肢が増えたものである。

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November 24, 2011

オシアナス・マンタ

 腕時計を購入した。
 これまで使用していたものは2002年の9月に購入したSEIKOのもの。当時、まだ珍しかったパーペチュアルカレンダー機能を搭載し、年間の(月間ではなく)誤差が±15秒という正確さに魅かれた。俺は別に時計にはタイマーやら温度計やら、そういった付加機能は求めない。だが、仕事で移動が多い関係で、時刻の正確さと電池寿命の長さは非常に重視していた。その点、俺のSEIKOは良く働いてくれた。海外ブランド時計ではこうはいかない。公称電池寿命は約10年だが、丸9年以上経過して、電池交換のサインが出た。俺のこの10年は正に子供一色で、子供と一緒にSEIKOもスキーやダイビング、温泉にショッピング、色々なところへ出掛けた。そう、時計を購入するときでさえ、子供と一緒にベビーカーを押しながら売り場を回り、子供が泣き出してロクに吟味も出来ずに慌てて購入した記憶が在る。
 今はもう、子供がすぐに泣くこともない。新しい時計は、十分に時間をかけて好みのものを選ぶことが出来る。そして俺が選んだのは、CASIOオシアナスのマンタシリーズ(OCW-S1400D-2AJF)だ。元々ヨーロッパ向けという事もあり、ボディがやや大きいがチタンなので軽い。「スマートアクセス」という新しいシリーズも発売され、今はそちらの方が主流となりつつあるが、俺はマンタのフォルムと色調に惚れた。
 この時計はソーラー電波時計なので、電池交換も不要だし、受信している限りは非常に正確な時を刻む。
 10年以上の使用にも耐える設計と聞いているので、一生モノの時計と言ってもいいだろう。大切に使ってゆきたい。

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November 08, 2011

ハロウィン・サプライズ

 先週、リッツカールトンホテルのバーでハロウィン・サプライズなるものを開催していた。覗きに入ってみると、何のことは無い、従業員がお化け風の衣装を着ているだけである。どこがサプライズなんだよ~、と心の中でツッコミながら、酔い覚ましのカンパリソーダを一杯だけ飲んで席を立った。
 支払う段になって、ようやく意味が分かりました。
 「え~っsign03一杯50ドルもするのsign02
 とんだサプライズである。

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October 29, 2011

アナザースカイ

 香ばしいバターの焼ける香りが私の鼻孔をくすぐった。シェラトンホテル新竹のホットプレートサーバーは私のお気に入りの場所である。間もなく、シェフは焼きたてのブリュッセルワッフルを笑顔で差し出した。私は外の景色が広く見渡せるガラス張りのレストランで、表通りを行き交う車や人々の流れをぼんやりと見ながら今回のミッションを思い返していた。
 新竹は半導体関連企業を誘致し、急成長を遂げている台湾の新興都市である。台北から車で一時間ほどの距離で、交通の便も悪くない。巨額のマネーが動くこの街に、世界中からビジネスパーソンが集まり、次世代半導体の利権をめぐって日夜にわたって激しい争奪戦が繰り広げられている。
 歯止めなく膨れ上がる最先端半導体の開発資金を調達できず、ここ数年で殆どの日系半導体メーカーは次世代半導体の開発を断念した。今後は設計・販売に戦力を集中し、製造・開発は海外に委託する決断を下したのだった。幅広いパテントと影響力を有するアメリカ企業の戦略に倣ったものであったが、元々、地力に比してブランディングの弱かった日系メーカーが合従連衡しようとも、グローバルの戦いでは明らかに見劣りがしていた。そう、日系メーカーにはiPhoneは作れないのだ。
 ただ一つ、過剰なまでに日本びいきの国がある。それが台湾である。世界を席巻している韓国製品だが、日本と台湾のマーケットでは非常に苦戦している。日本=高品質という神話が今なお生きている台湾では日本製品は飛ぶように売れ、韓国製品は価格を下げても中々売れないという現実がある。しかし実際には日系ブランドの製品を台湾自身がOEM製造していることを、多くの台湾人は知らない。
 シェラトンのブッフェでは「シェラトンクロワッサン」というホテル名を冠したクロワッサンが有名だ。しかし、ここ新竹で提供されるシェラトンクロワッサンの出来栄えは今一つである。シェラトンはル・メリディアンやウエスティンなどのホテルを傘下に有するスターウッドホテルホテル&リゾーツの旗艦ブランドであり、世界中のどこででも一定以上のクオリティは確保されている。しかし、全てのホテルサービスが全く同一かと言えば、勿論そうでもない。シェラトン新竹は数年前に都市の発展に伴って建設されたホテルで、広く豪奢なロビーと客室には最新鋭の装備が付帯されており、非常に快適な空間を提供してくれる、優れたホテルである。しかし、こと食事に関して言えば、まだまだ改善の余地があると言わざるを得ない。そんな中で、焼きたてのブリュッセルワッフルを提供するホットプレートサーバーは、本家米国とも比肩しうるワールドクラスのクオリティと言っても良いだろう。
 日本やアメリカを超える良い点と、中々変えられない劣っている点。
 一部の富める者と大勢の貧しい者。
 韓国、中国も含め、アジア諸国に感じられる歪さは、成長過程特有の問題なのかも知れないが、一抹の危うさを私に感じさせる。
 メイプルシロップの甘さと焦がしバターの芳醇な香りを口一杯に頬張り、そんな事を考える。・・・そう、明日はまた違う国の空の下で、過酷な競争の日々が私を待っている。

(※今回は機内誌エッセイ風にまとめてみました(笑))

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September 25, 2011

台風15号

 今年は台風の当たり年だ。甚大な被害をもたらした台風12号の混乱も冷めやらぬうちに、台風15号という非常に強い台風が列島を縦断した。
 台風が上陸する前日、俺は東京に会議に出ていた。その時点ですでに名古屋では風雨が強く、東京に着いてから、名古屋市を中心に100万人以上の避難勧告が発令されたことを知った。夜になると東京でも強い雨が降り出し、不安な一夜を過ごした。
 翌日の天候は半端じゃなかった。余りにも横風が強く、それがビル風となって下から上へと吹き付ける。雨粒はビル風にあおられ、下から上へと降り注いだ(昇り注いだ?)。何が起こっているのか俄かには理解できないCGのような光景だった。午前中に会議が二本あり、品川駅で新幹線に乗ったのが午後1時ころ。ダイヤが乱れているとの予想に反し、下り線は遅れなしで運行していた。(上り線は5~30分程度遅れていた)
 台風は着々と接近しているが荒天のピークとなるのは夕方頃と聞いていた。俺は急いで切符を購入し、間に合ってくれるように祈りながら、新幹線に乗った。ホッ、とりあえず、名古屋までは辿り着けそうな気配だった。・・・のだが、新横浜に停車したきり、発車しない。どうやら浜松近辺で停電が発生したらしい。・・・1時間経過。職員が現地に到着した旨の放送が入るが、まだ点検している段階のようだ。・・・2時間経過。ついに富士川の水位が規定値を超えたらしい。これでは新幹線は通行できない。回復を待つ、という放送が入るが、こんな状況で回復する筈もない。
 俺はおもむろに新横浜のホテルを予約した。幸運にも空室があり、ホテルが確保できた。その時点では、ほとんどの人は復旧を待って車内に残っていた。俺は早々に列車を降りて、ホテルに向かった。
 これが好判断だったようだ。ホテルの部屋でメールを確認すると、東京本社を午後2時にクローズするとの事だった。東日本大震災で帰宅困難者が大量に出てしまった教訓を生かし、早め早めの対応をしている。俺の乗っていた新幹線は結局再出発することはなく、最終的には新横浜止まりとなったようだ。
 翌日は下りの新幹線が昼ごろまで満席。自由席を狙って長蛇の列が出来ていたが、当然俺は前日に、ホテルが取れた時点で新幹線もすでに予約済み。無事、名古屋に戻ることが出来た。
 やはり、何事も先んずれば即ち他人を制す、ということだ。・・・しかし危ないところだった。

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August 30, 2011

ダイビングGo!Go!

 8月18日から5日間、夏休みを取って二度目のグアムに行ってきた。今回のテーマはスバリ!スキューバダイビングだっ!ずいぶん前にハワイで体験ダイビングをやって以来、俺はダイビングに憬れ続けてきた。しかし時間もお金もかかるこの遊びは、小さい子供を持つ父親としては、なかなか出来るものではなかった。
 しかーし!今年は違う。ついに下の息子が10歳になったのであーる。これは体験ダイビングの可能年齢に達したことを意味する。俺はハワイの時と同様、日本語が通じる(日本人ガイド)ダイビングショップを調べ上げ、家族連れに絶賛の評価を受けている、レッツダイブグアムを予約した。あわよくば2ダイブ、3ダイブも視野に入れるが、子どもたちの反応次第だ。怖いとか苦しいとか、少しでも感じるようだと、ダイビングはつまらない上に危険である。子供たちが僅かでもそういう反応を示したら、残念だが、一本でオシマイとなる。
 そういった事情を電話で相談したが、クチコミどおり応対は非常に丁寧。ユキコさんはグアム在住の日本人でご主人はアメリカ人。子供のことも良く分っているようで安心だ。やはり、パニックに陥りやすいダイビングでは安心感は最優先だ。
 さて当日、運良く俺たちの家族は4人だけのパーティでこのユキコさんが担当してくれることになった。足が立つ浅い海でマスククリアや耳抜き、レギュレータの取り扱いなど、最低限の指導を受ける。子供達も怖々といった感じだが、一応こなしている。そしていよいよ潜水である。まずは1m程度の深さでレギュレータによる呼吸を行う。ダイビングでは吐く息を意識するように言われる。息が吐ければ、その後吸うのは簡単にできる。陥りやすいミスは息を吸い過ぎてしまうことだ。
 潜って周りを確認すると、子供達も何とか上手に出来ている。・・・んだけど、アレ、一人パニクっている人が・・・。
 「スミマセン、あたし、やっぱり潜るのは止めておきます!」
 何と、妻がまさかのギブアップ。え~!ハワイで一緒に潜ったじゃ~ん!!
 結局、俺と子供たち二人だけで潜ることになり、妻はフローターにつかまって海面から俺たちを見ることになった。
 久しぶりの海中遊泳は最高に楽しかった。シュノーケリングとは、また違った生き物を見ることができるし。あまり乗り気ではないように見えた娘が、意外にもダイビングのセンスを発揮。中性浮力や姿勢の取り方がウマイ。自由自在に泳ぎ、俺よりも上手いくらいだ。
 残念ながら、妻を始め、息子にも反対され2本目以降のダイビングは叶わなかったが、ダイビングの面白さは改めて感じた旅行だった。あ~ダイビングしてえ!も~Cカード取っちゃおっかな~。

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August 16, 2011

もしドラ

 夏休みの宿題で読書感想文は定番だ。ウチの子供たちも当然ながら、適当に本を見つけて感想文を書かねばならない。俺は読書感想文が嫌いだ。本当に感動できるような作品について、自分の考えをさらけ出すのは、ちょっとプライベートに過ぎる感じがする。よほど親しい仲ならば良いが、それを不特定多数の人間に公開するのは、どうも憚られる。教師や級友に読まれることを前提にして書く文章なんて、表層的なものにならざるを得ない。・・・結果、俺はどうしたかと言うと、適当に、教師好みの作品に目を通し、教師好みの文章を書いて提出するという、何とも不遜なことをやっていた。そんなもので褒められても、全然嬉しくない。むしろ罪悪感がいや増すばかりで、だから、読書感想文は嫌いだった。
 娘は俺に近い感覚でいるらしい。俺はあんまり悩まずに適当に書くように指導した。息子の方は、良く分らない。そもそも、娘ほど本を読まない。とりあえず俺は息子を連れて近所の書店に物色に出かけた。そこで小学生の読書感想文にふさわしい本を一緒に探して、俺は自分が小学生の時に読んだ「大どろぼうホッツェンプロッツ」や江戸川乱歩の推理小説、星新一のショートショートなどを勧めてみた。どうも感覚が昭和だったらしく、これらは敢え無く却下された(それでも、そうした本がまだ書店で販売されているのが逆に驚きではあるが)。
 そう、人から勧められる読書というのも心苦しいものだ。勧めてくれる人は面白いから勧めてくれるのだが、作品が心の琴線に触れるかどうかは多分に個人的な嗜好に左右される。あまり面白くなかったりした場合に、「どう、凄く面白かったでしょ?」と聞かれるのはツライ。なので、俺は息子に対して「自分が面白そうだと思うやつを買え」とだけアドバイスした。マンガ的なものでも、面白いと感じれば何かしら得るものはある。読書の楽しさを知ってもらえるなら、感想文なんてどうでも良いと思ったかlらだ。
 やがて息子はモジモジして、「ちょっと高いけど良い?」と聞いてきた。どうやら欲しい本が見つかったようだ。
 「うん、良いよ。どれ?」 価格にもよるが、とりあえず、息子の判断を尊重してあげたい。
 息子が指差したのは、ビジネス書のコーナーに平積みされている「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」であった。ええ~っ!そんなのが読みたいの!?理解できるか~?
 「これ、ちょっと難しくないか?」
 「ううん、大丈夫。ちょっと読んだけど、字も大きいし、面白いよ」
 「う~ん。」
 「高い?」
 価格はまあ、児童書よりは高いが、大きな問題ではない。問題は息子にこれが読み切れるか、どうかだ。途中で挫折してしまっては元も子もない。・・・でも、まあ良いか。そうしたら、俺が読めば良いんだし。とりあえず、本人がその気なら、やらせてみよう。
 ・・・ということで、「もしドラ」を購入し、帰宅。
 結局、俺の心配は杞憂に終わった。一週間足らずで息子は「もしドラ」を完読し、娘もそれを待って、読み耽り、あっという間に読み終わってしまった。その後、俺も読んだが、確かにストーリーだけを追うなら、小学生でも難しくはない、というのが正直な感想だ。だが、「もしドラ」は高校野球の寓話に後ろにあるマネジメントの解説がキモである。きっと、もっと大きくなってから再度読み返してみれば、新たな発見がたくさん有ることだろう。
 いずれにせよ自分で選んだ本を面白いと感じることができて良かった、良かった。

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July 19, 2011

小さな不運

 俺は不運が嫌いだ。不運はいつも理不尽で、突然現れ、そして俺から色々な物を奪ってゆく。どんなに誠実に生きていても、どんなに努力していても、不運は遠慮はしない。不運を防ぐ方法など無い。
 先週は小さな不運が重なった。ひとつは先日納車されたヴェルファイアにイタズラで引っ掻き傷をつけられたことである。俗に言う「10円玉パンチ」である。自宅に駐車していた時に助手席のドアに20cmに渡る線キズを付けられた。ドアをを丸ごと一枚板金塗装せねばならず、出費は8万円だ。車両保険には加入しているが免責は5万円。手痛い出費となった。しかし、こういうイタズラをする心理というのは何なんだろう。そんなことやっても、何もメリットは無いと思うのだが・・・。
 もうひとつは天井からの水漏れである。しかも晴れている日に、である。原因は不明。しかし、内部に配管などは存在しないので、雨が漏れて来たか、あるいは夏季型の逆転結露であろう。これまで10年、そんなことは一度も無かったのに、ここに来て突然の出来事だ。これは工務店に連絡し、クレーム扱いの無償修理となる見込みだが、それでも、余計な心配や時間のロスで結構ブルーになる。原因がハッキリしない限り再発の可能性もあり、長期戦も考慮する必要がある。工務店が真摯に対応してくれているのが救いだが、そもそも、こんな問題を生じさせない施工をしてほしい。
 そうそう、その前は高速道路で速度超過のキップを切られた。78Km/h走行で28Km/hオーバーだそうな。制限速度は50Km/hかよ。実際には90Km/h程度は出ていたと思うので、ずいぶんとオマケはしてくれているのだが、それでも釈然としない。走行車線を90Km/hで巡航するなんていうのは、高速道路なら全くの安全運転だ。そんな安全運転をしている善良なサラリーマンをとっ捕まえる以外に、もっとやる事、有るだろうに。50Km/hでなんか走ったら却って危険だっつーの。危険ではない!と断言されたので、解放された後、あて付けに速度厳守で走ってやった。案の定、一分とたたないうちにパッシングとクラクションの嵐。追突されそうでとってもコワイ。コワモテの兄ちゃんには中指立てられるし、ほら言わんこっちゃ無~い。
 こう色々と続くと、御祓いでもしたくなるが、でもまあ、どれもみな不運といっても取るに足らないものばかりである。そうした小さな不運で済んで良かった、と考えれば、多少は胸が晴れるというものだ。別に俺の人生になんら影響無いしね。子供の病気とか、そういうものに比べれば遥かにマシ。・・・でも、ホントはちょっぴり凹んでます。

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June 26, 2011

笑顔でいられるように

 その日、俺は仕事を定時で切り上げ、汐留のホテルへと急いでいた。久しぶりに会う、GOSSYの友人たちとの飲み会のためである。最近は東京出張も少なく、会える機会が少ないのだが、その日は東京本社で会議が有り、俺は本社ビルのある天王洲からモノレールで浜松町まで戻り、そこから徒歩でホテルへと向かった。
 浜松町の駅前にある歩道橋からはきれいな夕焼けを見ることができる。東京タワーと六本木ヒルズが紫色に染まり、絵葉書のような風景に出会える。道行く人の中にも、デジカメで景色を撮影している人もいる。俺もそんな人たちに混ざって景色を眺めていた時、通りの向こうから歌声が聞こえてきた。
 見ると通りの向かいにある文化放送の前で一人の女性シンガーがギターの弾き語りをしていた。俺は、その声に引き寄せられるように歩道橋を渡り、聴衆の列に加わった。
 彼女の名前は森恵(もりめぐみ)というそうだ。ギターの弾き語りなので「トイレの神様」的な雰囲気である。だが、その歌声は非凡だった。小規模なストリートライブで、すぐに最後の曲になってしまったが、それが表題の「笑顔でいられるように」だった。
 夕暮れ時の魔法が、彼女の歌を特別なものに変えていたのだと思う。俺は、その曲を聴いて物凄く感動してしまった。涙をこらえるのが大変だった。夕焼けと、歌詞と、歌声の調和にやられてしまったのである。
 その後彼女はCDの即売会を始め、当然のことながら、俺は彼女のCDを購入した。レーベルにサインをし、握手してくれた彼女の手は頼りないほど華奢だった。そしてその感触が、彼女の音楽とともに、より一層、俺の心に深く染み渡った。(握手会というのはすぐれた販売戦略である!)
 ・・・そう、俺もいつも願っている。強くなりたい、強くなりたい、愛する人に笑顔でいられるように。

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May 18, 2011

ヴェルファイア見参!

 震災の影響で遅れに遅れていたが、ようやくMPVに代わる新車、ヴェルファイアが納車された。俺にとっては初めてのトヨタ車である。トヨタの車は品質が高いと良く言われる。確かに故障も少ないし、燃費も良い気がする。昔のように値引きしないわけでも無いし(特に愛知県は競争が激しく日本一トヨタ車を安く買える)、もっと早くトヨタ車が第一候補になっても良かった。・・・しかし、どういう訳かこれまでトヨタ車には縁が無かった。
 ヴェルファイアの車内は広々として開放感一杯。アルカンターラのシート生地も良い感じ。子供たちはオットマンも出てくるキャプテンシートにご機嫌だ。妻も満更では無い様子だが、車格が大きいために運転は緊張している。俺は運転席にいる事が一番多いので、ドライブフィ-ルは最重要項目。まあ、これまでレンタカーで何度も運転してきたので、大体は分かっているが、運転する楽しみは皆無だ。サスがボヨンボヨンでアイポイントが高いので、まるでバスのよう(・・・って、バスを運転した事なんか無いんだけど)。でも、良いんだ。これはファミリー用と割り切って買ったんだから・・・。子供が大きくなって独立するまで、あと10年余りしか無い。その期間、ファミリーの足として、家族の笑顔を乗せて走ってくれれば、それで良い。走りがあーだとか、スタイリングがどーだとか、そんなの気にしないんだ(涙)。
 そ、車はあくまで道具。セレナのCMじゃないけど、それを使って、どれだけ思い出を残せるかが大事なんだもんね。そういう意味では、良い車だよ、ホント。

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May 06, 2011

我が家の近況

 今日はGWの中日である。俺はカレンダー通りの休日なので、今日は出勤日だ。けれども、お客さんはみんな休んでいるし、ウチの会社も開店休業状態である。・・・そんなわけで、普段なかなか更新できないこの日記を少し書いてみようと思う。
 今年から娘が中学に進学したため、我が家の生活スタイルは大きく変化した。これまで一階の和室で親子4人、布団を並べて寝ていたのだが、子供はそれぞれ二階の子供部屋へ、俺たち夫婦は主寝室へと寝場所を変えた。それに伴って、当然ベッドが必要になる。それも4台いっぺんにだ。さらに二階には冷暖房が皆無だったので、各部屋にエアコンを取り付けた。主寝室には妻のたっての希望でテレビを入れた。テレビを入れるとなると当然テレビ台も必要になる。他にも、掛け布団やシーツなどの寝具類や子供部屋で必要な雑貨類(ゴミ箱など)を購入し、かなり大きな出費となってしまった。出るときには出るもので、結婚以来15年以上使い続けてきた洗濯機もついにガタが来て、新しいもの(おお憧れのドラム式!)に変えねばならない。娘が部活(吹奏楽部)で必要なフルートも学校のを借りたりするのではなく自腹購入である。しかも音色の調和を乱さないように、とのことで機種指定(!)である。激安品などはNGということだ。
 春は新生活と言うことで、それなりに出費は発生するものだが、今年は上記のような理由で涙が出るほどお金が飛んで行ってしまった。その上さらに車まで新しくしようと言うのだから・・・。はあ~っ。当分は質素倹約を推し進めていかなければならないなあ。

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April 21, 2011

原子力発電所

 震災、津波は日本に大きな爪痕を残したが、ゆっくりではあるが確実に復興は進められている。しかし遅々として進まないのが福島第一原発の事故処理である。俺は今回の災害をきっかけにWEBを読み漁り、原子力発電について様々な知識を得た。多分、同じような人は日本中に沢山いるのだろう。
 新たな原発を建設しようとする動きは、暫くの間、無理だろう。しかし未来永劫、原発無しで行くのかというと、世論はそうでもないらしい。あれだけの事故を目の当たりにして、なお、原子力発電は必要不可欠であると考えている人がかなりいる。朝日新聞の調査では原発を「増やす」「現状程度」との回答は合わせて56%だそうな。しかし、毎日新聞ではやや否定的で、「原発は減らすべきだ」「すべて廃止すべきだ」を合わせるて54%に対し、「やむを得ない」が40%(http://www.j-cast.com/2011/04/18093406.html?p=all
 この世論調査の結果をどう見るかは色々と有るだろうが、少なくとも「原発=悪」と切り捨てられないところに日本という国の抱えている難しさがあるのだろう。
 原発の事故後、台湾に来た時には空港に放射線の探知機が有り、日本からのフライトの乗客は、そこで全員チェックを受けねばならなかった。また原発から数百キロ離れている俺の会社の製品も海外の顧客からは放射線レベルの測定や、保証を義務付けられている。一種の風評被害だが、海外顧客にとっては状況の良く分からない外国での事故に対する方策としてはやむを得ないかな?とも思う。
 これからの日本のエネルギー政策はどうすべきなのか?原発は廃止すべきなのか存続すべきなのか?正直俺には良く分からない。諸外国の反応もほぼ半々という感じだ。・・・ただ一つ言えるのは、電力など社会の根幹を為す取り組には、資本主義的な市場原理を導入しない方が良い、ということだ。もし、原子力発電を継続するなら、これでもかというくらい資金を投入し、安全確保を徹底して欲しい。それにより、たとえ電気料金が2倍になろうともだ。安全で安定した電力の供給を求めるなら、国民はその負担を負うべきだろう。

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March 19, 2011

東北関東大震災と卒業式

 ご承知のとおり、3月11日(金)の宮城県沖で発生したM9.0の地震とそれに続く津波によって、東北地方の太平洋側と、千葉、茨城など関東の一部は甚大なダメージを受けた。一週間以上経過した現在でも、福島第一原子力発電所の問題は継続しており、予断を許さない状況が続いている。これについては各所で詳細な解説や討論が行われているが、このブログでも触れないわけにはいくまい。
 まず最初に言いたいのが、今回の震災からの復興支援に、ぜひ国民全員が参加してもらいたい、ということだ。海外からも救援や寄付が行われている。我関せず、などとは言っていられない状況なのは明らかだ。
 次に、その方法だ。インターネットやテレビでも数多く語られているが、重要なことなので、あえて繰り返す。個人レベルで直接的な支援を行うなら、第一候補は募金だ。便乗詐欺などの被害が出ているようなので、素性の知れた団体への寄付をお願いしたい。多くの新聞社やテレビ局の募金も最終的には日本赤十字社へと寄付されるので、赤十字に寄付すれば無難だろう。第二候補は献血である。災害で負傷者が多く出ているので、輸血用血液の需要は高くなっている。しかし、こちらは少し難しい。現在は輸血志願者の数が多くなり過ぎて(それも心意気は素晴らしいことだが)、処理能力や供給能力を超えているとの事。血液製剤は使用期限も短いので、一時期に献血が殺到してしまうと、どうしても期限切れで廃棄などの無駄が出てしまうそうだ。これも、インターネットなどで情報を確認して、しばらくたってからでも行って欲しい。実際、特殊技能を持たない俺たちが出来る直接的支援はこのくらいだ。間違っても、現物(食料。毛布など)の支援は行わないでもらいたい。輸送や仕分けに余計なエネルギーと労力を奪われてしまい、かえって迷惑となる可能性が高い。ボランティアとして現地に行くのも同様だ。
 他に出来ることは間接的支援だが、これはいくらでも方法がある。計画停電を実施している地域はもちろん、その他の地域でも節電は重要である。また被災地への救援物資枯渇を防ぐため、水やカップ麺、トイレットペーパーなどをパニックになって買わないこと。そしてガソリンの消費を減らすため、マイカーの使用は出来るだけ控えるためべきだ。被災地への電話やツイッター、チェーンメールまがいの一斉送信などもリソースを圧迫するので、やめた方が良いだろう。
 現在の困難な状況の中で、卒業式を取りやめにする学校も被災地を中心に出ていると言う。以前にも書いたが俺の娘は今年、小学校を卒業する年であり、昨日がその卒業式だった。ウチの地区は基本的に公立の小学校から中学校へ進む場合、友人と離れ離れになることは無い(複数の小学校区がひとつの中学校区に統合される持ち上がり方式)。しかし、私立へ進む子が結構いて、中には他県の中学へ進学するために引越し(!)してしまう子もいる。そんなわけで、持ち上がりとは言え、「別れの涙」は結構見られた。
 俺は泣いたかって?・・・いや~、それは秘密です(汗)。

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March 01, 2011

「見取り図」の矛盾

 「お父さん、見取り図の正方形って有り得ないよね?」
 唐突に息子が聞いてきた。
 「み、見取り図・・・って何?あの家の見取り図とか、そういうの?」
 息子が言うには算数で立体図形の「展開図」と「見取り図」というものを習ったのだが、展開図はスンナリ納得できたのだが、見取り図については、納得できないと言う。「展開図」というのは俺も知っているが(立体を平面に展開した、設計図のようなもの)、「見取り図」という用語が数学的にどのように定義されているのか知らなかった。息子の話を聞くと、左の図のように、立体を斜め上から見た構図で書いてある図だと言う。
 「でも実際にはここと、ここが真っ直ぐにはならなくて、こんな感じじゃない?」
 と息子が説明したのが右側の図である。

Seihou

 うーむ・・・確かに。
 普段、立体を説明するのに「見取り図」(この用語は適当でないことが後の調査で分かるのだが)は、しばしば使用される。しかしこれは立体の内容を理解するために使用される観念的な図なのである。右側の図は一点透視図法で描かれた立方体だが、じつはこれとても実際には有り得ないのである。正面の正方形も視点の位置によっては必ず歪んで見える見えるはずだからである(消失点が面内に無い場合)。
 しかし、この説明を担任の先生は理解できなかったようで、息子が「見取り図」というものを理解できていないものと思ったらしい。息子は自分の発見が認められず、悔しかったそうだが、一応、親には理解してもらえたようで満足した。息子の担任の先生は非常に子供を理解し、伸ばしてくれる、とても素晴らしい先生である。・・・なので、もし理解してもらえなかったのだとしたら、それは息子が上手く言葉で伝えられなかったということなのだろう。俺も初めは「???」だったのだから無理も無い。
 事ほど左様に、子供(特に男の子)とのコミュニケーションは難しい。

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January 23, 2011

極寒の韓国へ

 今日は日曜日だが移動で潰れる。韓国で半導体関係の大きな展示会があり、それに合わせ世界中からウチの事業部の人間が韓国へ集合し、事業部会議を開催する。俺もその会議に召集されたためl、展示会と併せ丸々一週間は韓国に滞在する事となる。航空会社からの情報ではソウルは大雪らしい。その為、飛行機が遅れ、俺はこうしてラウンジでメールチェック&ブログ更新である。
 去年の秋にDS用ソフト「ポケモン・ブラックホワイト」が発売され、息子はそれを発売日に購入し、毎日30分の限られた時間の中でプレイを続け、エンディングを迎えることが出来た。しかし、ポケモンの楽しみはエンディング後にこそ有る。自分の育てたポケモンたちを使ってバトルを楽しむことが出来る。直接会って赤外線通信で勝負する事も出来るし、Wi-Fiを使ってインターネット越しに不特定多数の人とバトルする事も出来る。
 息子は友達同士でしばしば対戦するらしいが、ゲーム時間の短さからか、仲間内で一番弱く、負けてばかりらしい。・・・むむむ、ちょっとかわいそうである。前述の通り、我が家にはプレイ時間の縛りが有るので、長くプレイしている友達にはどうしたって勝てない道理だ。勝つことが全てでは無いが、そんなハンデが有ってはゲーム自体も面白くなかろう。
 ・・・で、考えた末に、どうしたかというと、DSとポケモンソフトをもう1セット購入したのだ。そして俺がポケモン育成を手伝うのである。(何か、子供のケンカに親が出て行く的な感じだが・・・。でもまあ、子供にベーゴマの必勝法を伝授するのに近い、と言えなくも無い。どっちみち、勝負自体は子供がするんだし。)
 実は俺自身ポケモンをやってみたかった、というのはナイショである。ハマリ出すと、ポケモンは奥が深い。流石にロングセラーを続けているだけあって、抜群のゲームバランスには舌を巻く。また、ネットを探すと、その情報の多いこと多いこと・・・。どのようにしたら強いポケモンを育てることが出来るのか、と言ったハウツーサイトは一見の価値有りだ。ハッカーたちの解析力は半端で無い。・・・で、ようやく強いポケモンを育てる方法を理解し、日夜育成に勤しみ、ようやく一匹強いポケモンの子供を作り上げた。後は、これに経験を積ませるだけである。・・・と思って息子に話して見ると、ありゃりゃ、もう既に興味は他の遊び(デュエルマスターズ;カードゲーム)に移ってましたとさ。・・・トホホ。

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January 12, 2011

新年!

 明けましておめでとうございます!今年もよろしく願いします。
 見返してみたら、12月は一度も更新していなかった。そっか~、忙しかったもんな~。12月の仕事が忙しいのは、誰でも当たり前。でも、今年の俺は年末年始の休暇中も忙しかった。いつもなら、休み中に1~2回は更新する時間が有るのだが、今年は掃除したり、電話会議したり、新年会に行ったり、スキーに行ったりして時間が取れず、あっと言う間に休暇が終わってしまった。
 多くの人と同様、去年(2010年)は俺にとって、やや浮上した一年となった。仕事面では、小さいチームからスタートした新事業部がようやく一つ大きなビジネスを掴み、将来の展望が開けてきた感じだ。一昨年はホントに混沌としていて、いつ事業部が潰れ、解雇されても不思議は無かったが、そういった切迫感はやや遠のいた。
 ただ相変わらず、日本はキビシイ。何度もこのブログで愚痴をこぼしているが、日本の半導体メーカーの弱体化は目を覆うばかりだ。諸外国からは、既に”日本オワタ”と思われており、ウチの社内でも優先順位が下げられている。従い、限られた会社のリソースは韓国や台湾、中国の顧客へと向けられ、日本メーカーへのサポートは著しく低下せざるを得ない。俺の顧客の中にも、品質要求は厳しいが購入量は少なく、その上、価格に対しても無茶苦茶な事を言ってくるような顧客が有る。諸外国にはそんな客はいないので、グローバルの会議ではどうしても攻撃されてしまう。俺が「日本にもっとサポートを!」と訴えても、説得力が無いのだ。・・・グローバルの競争でサプライヤーに愛想を尽かされるようになってしまったら、結局は自分のクビを締める事になるのだが、日本の顧客はそれを余り理解していない。・・・このまま孤立してしまったら、日本に未来は無いなあ。
 一方、プライベート面では特にどうと言う事も無い。家族はみんな健康で、仲良く楽しく暮らしている。大きなイベントが有った訳ではないが、フツーの幸せをかみしめた一年だった。
 さて今年(2011年)であるが、どんな年になるのだろう?イヤ、それでは消極的だな。どんな年にしてやろうか?
 仕事面では日本の顧客に活路が見出せない以上、海外の顧客向けサービスのサポートを行う事になるんだろう。これまで以上に出張が増えるかな?プライベートでは娘の中学入学が大きなイベントだな。今まで主に物置として使用して来た二階の子供部屋を衣替えし、本来の用途での使用を開始しよう。長らく和室で”川の字”で寝てきたが、それも終了だ。中学生ともなれば、勉強や部活に時間を取られるようになり、長期での家族旅行も難しくなるかもしれないな。その前に一度、どこかでスキューバダイビングをやっておきたいんだけどなあ・・・。

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November 19, 2010

大学のキャンパス

 ここのところ出張が続いている。殆どウイークデイは家を空け、週末や祝日も移動などで潰れるケースが続いている。今週は四日市~横浜~東京~新潟とめぐり、来週はまた台湾へ出撃である。出張!出張!また出張!オラオラオラ!・・・という感じだ。
 土日は貴重な家族の時間。先週末は娘の英検二次試験(面接)を受けに近所の私立大学へ行って来た。その大学を訪れたのは初めてだが、郊外型の広々としたキャンパスにモダンでカッコイイ建物が立ち並び、「あ~、こんな環境で青春時代を過ごしたら、とっても楽しいだろうな・・・」と思わせるに十分であった。
 俺が大学時代を過ごしたのは、今を去る事ウン十年前。建物はボロッチく、学生たちも貧乏臭い感じではあったけど、時代はバブルの只中で、就職して自由なお金を得た暁にはジュリアナのイケイケガール(死語)と毎日仲良く大騒ぎできるものと信じていた。・・・イヤ、本気でそうしたいとは思ってなかったけど、そんな幻想を抱けるような明るい雰囲気に世界は満ちていた。
 「昔は良かった」或いは「今はいい時代だ」。ある程度年齢を重ねた”自称大人”はそんな言葉を良く口にする。どちらもある意味では正しい。俺は、現在日本の置かれている状況や今後の社会情勢などを考えると、「今の若い人は大変だなあ」と思う。そしてそれは「俺の子供たちの将来はどうなってしまうのだろう」という不安へと転ずる。
 しかし子供は世界中のどこでも子供であるし、現代でも、江戸時代でも同じように子供であった。その本質は好奇心と柔軟性だ。大人たちが社会や政治を嘆き悲しんでいたとしても、子供たちはいつも明るい。同じように若者はいつの時代でも若者である。その本質は”勢い”や”エネルギー”に有る。俺が考えているほど未来に悲観している訳ではないのかもしれないし、年寄りの心配を若さで易々と乗り越えて行くのかも知れない。
 俺は学生時代は大学に残って研究者になりたいと考えていた。しかし、バブルの明かりが眩し過ぎて、ついつい就職して遊ぶ金を手っ取り早く手に入れたくなってしまった。また実家が貧しかったため、これ以上両親に負担を掛けられない、という考えも有った。そして、安易な道へ流れ流れて、現在は苦悩するサラリーマンとなっている。・・・もし、あの時、本当に自分が進路を真剣に考え、進みたい道へ進んでいたら・・・。そんなことを考えながら、紅葉の美しい大学の並木道を家族で歩いた。

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November 09, 2010

英検速報!

 二名とも合格!やった~!(ただし娘の方は、まだ面接試験が残っている。)

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November 05, 2010

マカオにて

 アジアのラスベガス!マカオである。近年は本家のラスベガスを超える売上高を叩き出し、世界一のカジノとも呼ばれている。ここで、俺は今年のアジア地区ビジネス会議に参加した。
 会議は退屈。二日間はホテルの催事場に缶詰になり朝から晩まで英語のプレゼン大会だ。俺も2件プレゼンを用意しなければならず、また、事前に準備する余裕が無かったため、到着した日の夜に仕上げるという体たらくである。まあ、でも、セレモニー的な色合いが強い会議なので、誰も真剣に取り組んでいない感じ。良いのか、これで?
 マカオには大小合わせて35のカジノがあるという。俺の泊まったフォーシーズンズにもPLAZAというカジノが併設されている。それでも十分広く、前回、韓国で行ったカジノくらいの規模はある。・・・が、隣のヴェネチアンには、その数倍規模の巨大カジノが有り、俺たちは毎日、夕食後こちらへ行った。・・・今回は俺は見てるだけでギャンブルはやらなかった。酔っ払ってたし、プレゼンの準備やら、e-mailのチェックやらが忙しかったからだ。・・・しかし、俺以外のメンバーは、会議で疲れ、あれだけ飲んだ後にカジノに行って夜中まで遊んでくる。それを苦痛に感じず楽しんでやっているのだ。そのタフさ加減は尊敬に値する。(マジで最近、こういうところが一般人とエリートを分けているんではないかと思える。)
 マカオの旧市街はポルトガル領時代の面影を残す風光明媚な場所らしい。残念ながら俺は観光する時間は無かったが、それでも、圧倒的な物量と資本力を持つホテルとカジノには衝撃を受けた。人間の欲望って恐ろしいね。とにかく凄い街である。・・・ただ、もう一度来たいか?と問われたら、そうでもないというのが本音だ。余りにも人工的過ぎるし、お金が無いと何も出来ない街だからだ。・・・でもホント凄いわ(笑)。

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